「好奇心がないようなら、おやめなさい」
ーアキッレ・カスティリオーニ
「知識とは、生の現実に基づいているものなんだ」
ーエンツォ・マーリ
「聞いたことは忘れる、みたものは覚えている、やったことは理解できる」
ーブルーノ・ムナーリ
革新的な工業デザイナーとして世界に知られるアキッレ・カスティリオーニの思想を日本に紹介したローマ在住の批評家・多木陽介さんが、デザイン界の巨匠たちの言葉に、これからの創造力を導く思想を探る『失われた創造力へ』が5月に大阪の出版社どく社から刊行されました。
巨匠たちの何度も読み返したくなる言葉が、表紙が寒冷紗巻きの美しい装丁に包まれ、そのデザインも大きな話題を呼んでいます。
本イベントでは、版元のどく社共同代表・装幀室室長で、グッドデザイン賞審査委員などとしても活躍するデザイナー・UMA/design farm代表の原田祐馬さんが、親交の深い著者の多木さんとお同書の魅力を語ります。二人の出会いは、多木さんがイタリアで精力的に探究を行う創造力をめぐる研究や、移動教室の活動だといいます。これからのデザイン、ものづくり、学びを考えるひととき、ぜひご参加ください。
【開催日】
10.19 14:30- 3FトークステージBにて
【登壇者プロフィール】
多木陽介
批評家、アーティスト。1988年に渡伊、現在、ローマ在住。近著にイタリアンデザインの巨匠の思想を伝える『失われた創造力へーブルーノ・ムナーリ、アキッレ・カスティリオーニ、エンツォ・マーリの言葉』(どく社)
原田祐馬
UMA / design farm代表、どく社共同代表。大阪を拠点に文化や福祉、地域に関わるプロジェクトを中心に、グラフィック、空間、展覧会や企画開発などを通して、理念を可視化し新しい体験をつくりだすことを目指している。