生まれた時と違う名字を子どもの頃から使っていますが、未だに自分のものと思えません。
(30代、女性、サラリーマン)
でも戸籍上はこの名字なので、学校でも仕事でもそれで呼ばれたり使用したりしますが、使うたびに自分に染み込んでくる感じが嫌です。
生まれた時の名字は使ってなさすぎて、もう自分のものと思えないので使えません。
自分で決めた通名を名乗ればいいと思いつつ、いい名字が浮かばないので保留にしてます。
結婚したら名字が変わる、というのは男性の名字に変わることが当然の様な今までの制度や、家父長制度に疑問があり不本意なので、選択肢に入れてません。
子どもの頃から数十年感じてるモヤモヤを軽くする具体的な案か、考え方をご教示ください。
藤井さん:
そういう方は多いですよね。わかりやすい例で言うと、例えば芸能人で言えば、明石家さんまさんは本名でないですし、イチローさんだってそう。実際に本名を変えて暮らしている人は、世の中にたくさんいます。
編集部:
確かにそうですね。ただ、この方は通名を考えればいいと思いつつも、うまく浮かばないようです。
藤井さん:
良い名字を考えればいいんですよね。小川はどうですか?
編集部:
小川?
藤井さん:
小川。
編集部:
なんで小川なんですか?
藤井さん:
そもそもいくらでも、通名ならば変えられるわけじゃないですか。結婚で変わる名字は、自由には変えられませんけど。だから今の名字に違和感を持っているならば、いったん別の名を何か名乗ったらいいんですよ。
もうここからして、この方は頭でっかちなんですね。通名を悩んでいる。これは、お店の名前と一緒ですよ。お店の名前なんて、何にしようか?なんて、10年も考える人はいないわけじゃないですか。名前を決めて、そこで初めてスタートする。みんなに呼んでもらうことで、店名となっていく。でもこの人は「名前ってなんなんだろう」というところにずっといるから、通名が決まらない。だからとりあえず小川でやってみて、しっくりこなかったら、変えればいいわけですよ。小川の次は……朝倉にしましょうか!
編集部:
(笑)。確かに通名ならば、どんどん変えることはできますね。今日から、小川さん。
藤井さん:
そう。だから答えは、とりあえず小川からはじめてみよう!ってことですね。
編集部:
答えはすごく簡単だったわけですね。
藤井さん:
小川って名乗ってみて、初めて、本来の名字が良かったと感じることもあるわけじゃないですか。それはもう、小川という相対的な名前が出てきて、初めて自分もわかるわけですよ。
編集部:
しかも通名なら、「姓・名」と考えなくても、ニックネームのようにしてもいいし、なんなら一言の名前にしてもいいわけですよね。
藤井さん:
そう。だから、「小川 大川 どっちでもオーケー」とか、そういう名前もおもしろいですよね。
編集部:
斬新な(笑)
藤井さん:
「小川 大川 どっちでもオーケー」という名前で活動したら、ちょっと興味を示す人が出てきて、そこに、コミュニケーションも生まれるわけじゃないですか。あとこの名前だったらYouTubeとかで、この人のCMもつくりたいですよね。子どもたちが『小川!』と言って、お年寄りが『大川!』と言うと、サラリーマンの人たちが『どっちでも』と言い、最後は全員揃って(親指をぐっと出して)『オーケー!!』。そこで、その相談者さんにスポットライトが当たって、『小川 大川 どっちでもオーケー です!』みたいな。なんかちょっと、そういう映像作りたいですねえ。
編集部:
すごいポジティブな解決策が、いろいろと出てきましたね。
藤井さん:
いやー、これはすっきり解決しましたね。
総括 藤井さんからのアドバイス
1:名前は名乗ることで始まる
2:通名なら何度でも変更OK! もっと気軽に考えよう
3:今日から、あなたは「小川」だ!
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